メゾソプラノ歌手・唯野敦子のブログ

演奏会のお知らせや日々の記録を綴っています。

九月には

9/5(土)に、女だらけの日本歌曲コンサートをします。
何が女だらけって、もちろん出演者5人とも女で(1月に乗ったオペラの共演者仲間!)、
コンセプトも「女の歌」(前半だけね、後半は別テーマになってます)。
ソプラノ4人のメゾ1人(私)ですが、ソプラノの4人も面白いくらいカラーが違って、声色も違う。
選曲もなかなかに濃くて、かなりワクワクな感じに仕上がりそうです。

というのも、1回目の初めての伴奏合わせだったんです!
噂の凄腕ピアニストさん(あ!ピアニストさんは男性だった!)に初めてお会いしてきました。
「伴奏」なんて呼ぶのは申し訳ない。アンサンブルです。
歌とピアノの絡み合いです。
声楽のソロってピアノの前に立って歌うんですが、それがもったいない。
ピアニストの隣に並んで、アイコンタクトとりながらセッションしたい。

ところでこのコンサートで、私、その名も「九月には」という歌を歌うのですが(大人の爽やかかつ妖艶な恋の歌だと思ってます)、これがぜひ聴いていただきたい曲なんです。
新しい曲なので演奏される機会なんてあまりないんじゃないかな。
私も人の演奏を聴いたことがない曲で、純粋に楽譜だけを読んで音楽を作っています。
楽譜って言語だと思うんですよ。
読書は作家との対話だというけど、読譜も作曲家との対話ですね。
対話してると、だんだん自分の中での作曲家像ができてくるんだよね。
たとえば、私の中でモーツァルトは絶対B型、みたいな笑
そうなってくるとほんと面白いんだけど、その境地に辿り着くにはやっぱり時間がかかって。
「九月には」は、まだ、読書にたとえるとただ音読してるようにしか歌えていないので、もうちょっと読み込まなきゃ。

「九月には」。合唱曲で有名な木下牧子さんの曲です。
ご本人ご存命だから、解釈を聞いちゃったら早いけど(そんなコネないけど)、読み手によって解釈が変わるのが再現芸術である音楽の魅力のひとつ、ってことで。
自由にやっています!楽しい!
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