メゾソプラノ歌手・唯野敦子のブログ

演奏会のお知らせや日々の記録を綴っています。

クリスマスコンサート後記

12/9、テノール歌手の岡田直樹さん率いるクラシックイノベート主催のクリスマスコンサートでした!
クリスマスソングに、ハレルヤ、第九四楽章、という熱く楽しい構成でした。
どこを切り取っても、12月だな〜年末だな〜と時の流れの早さをしみじみ感じながら今年を振り返るような、そんなコンサートになりました。
お客様にもそんな師走の雰囲気を感じ取っていただけていたら嬉しいです。

微妙に揃っていませんがソリスト陣、ピアノ、チェロで集合写真(笑)
本当はここにフルートさんと横浜ベイコール(合唱団)の皆さま、あと写っていない男性ソリストが数名?おりました笑

↓バタバタの楽屋の中で間に合わせの写真を撮る女性陣(笑)

なかなか共演者の皆様とゆっくりお話しができなかったのが少し残念です。
またどこかで!

さて、次は来月。
久しぶりに戸田で歌います。
埼玉県戸田市を中心に活動しているオペラ喫茶さんの主催コンサート。
オール日本語歌唱です!
こちらはまた後日案内いたしますが取り急ぎチラシをば。

ひとつひとつ、どの本番も最高のパフォーマンスを目指して取り組んでまいります。
本番は一期一会だと本当に最近しみじみ思うのです。


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藤原歌劇団 唯野敦子

コジについて まとめ2(二幕あらすじ)

抜粋箇所は下記の通りでした。

【一幕】
1. No.1 僕のドラベッラは(三重唱)
2. No.4 ああ、見てちょうだい(二重唱)
3. No.5 お話ししたくも、勇気がない(ドン・アルフォンソ)
4. No.6 僕は感じる、ああもう、この足は(五重唱)
5. No.10 風が穏やかにあり(三重唱)
6. レチタティーヴォ:なんていやな暮らしなの(デスピーナ)
7. No.11 私をかき乱す不安(ドラベッラ)
8. No.12 男たちに、兵士たちに(デスピーナ)
9. No.13 うるわしのデスピネッタに(六重唱)
10. No.14 岩のように動かずに(フィオルディリージ)
11. No.15 ためらわないで(グリエルモ)
12. No.17 愛の息吹は(フェルランド)
13. フィナーレ 僕に口づけをください

【ニ幕】
14. No.19 女も15になれば(デスピーナ)
15. レチタティーヴォ:ねえ、あなたの意見は?(フィオルディリージ・ドラベッラ)
16. No.20 私は黒髪のほうをとるわ(二重唱)
17. No.23 ハートを差し上げます(二重唱)
18. No.27 裏切られ、嘲られながら(フェルランド)
19. No.28 恋は小さないたずらっ子(ドラベッラ)
20. No.29 もう少しで抱擁のなかへ(二重唱)
21. No.30 男はみな女を責めるが
22. フィナーレ あなた様にお辞儀いたします


一幕のあらすじはひとつ前の投稿をご覧ください。

〜〜〜〜二幕あらすじ〜〜〜〜

【女も15になれば】(デスピーナ)
「女も15歳になれば世の中を知らなければいけない。作り笑いや嘘泣きを覚えて、お利口に楽しみましょう」つまり新しい恋を楽しみましょうと、女中デスピーナは姉妹に入れ知恵します。

【ねえ、あなたの意見は?】(フィオルディリージ・ドラベッラ)
レチタティーヴォ
デスピーナの話を非難しつつも、動揺する姉妹。フィオルディリージがだいぶ否定的なのに対し、ドラベッラはかなり乗り気です。
ドラベッラ「2人のうちどちらをとる?」
フィオルディリージ「あなた先に決めて」
ドラベッラ「私はもう決めたわ」

【私は黒髪のほうをとるわ】(姉妹二重唱)
ドラベッラ「私は黒髪のほう(変装グリエルモ)をとるわ」
フィオルディリージ「なら私はブロンド(変装フェルランド)にするわ」
姉妹は実際の恋人とは逆のほうを選んでしまいます。
ちょっと遊んでみたら楽しいかもしれない、と思いを巡らせます。

【ハートを差し上げます】(ドラベッラ、変装グリエルモ)
散歩に出かけたドラベッラと変装グリエルモ。
巧みなリードで、ドラベッラの首にかかる絵姿の入ったロケットを、用意したハート型のプレゼントと取り替えてしまいます。
恋の駆け引きを楽しんでいるような二重唱。

【裏切られ、嘲られながら】(フェルランド)
ドラベッラの心変わりを知らされ、フェルランドは驚き、怒ります。
「裏切られ、嘲られながらもまだ彼女を愛している」と。

【恋は小さないたずらっ子】(ドラベッラ)
新しい恋を楽しむドラベッラのアリア。
未だ折れないフィオルディリージをからかうように歌います。

【もう少しで抱擁のなかへ】(フィオルディリージ、変装フェルランド)
なかなか折れなかったフィオルディリージがようやく陥落するデュエット。
自分の心が他の人に完全に移る前に恋人・グリエルモに会いに戦地へ行こうと、軍服を羽織って登場します。
変装フェルランドは「叶わぬ恋なら殺してくれ」と熱く口説きます。

【男はみな女を責めるが】(アルフォンソ)
姉妹が2人とも心変わりしてしまったことに怒る青年たち。
アルフォンソは2人を諭します。
「男はみな女を責めるが、私は許す。コジ・ファン・トゥッテ(女はみなこうしたもの)」
ここのモチーフは序曲にも出てきます。
いわばこのオペラのテーマ曲。

【あなた様にお辞儀いたします】(全員)
戦地から帰ってきた(フリをする)青年たちは、全てが演技だったことを明かします。
驚く姉妹とデスピーナ。
アルフォンソ「騙し、騙されたがそれが妄想からの目覚めになった。手をとって抱き合いなさい」
姉妹は許しを乞い、青年たちはそれを受け入れます。
デスピーナは「あたしはもっと大勢を騙してやるからいいや」と。

アルフォンソの哲学、〜物事の良い面を見て理性的に運命を切り開ける人はみな幸せ〜と、全員で歌って幕。


五重唱、六重唱と賑やかだった一幕に比べ、二幕は二重唱とアリアがメインで構成されています。
音楽も一幕に比べるとゆったり、濃厚に。
登場人物の気持ちや行動の移り変わりが見所です。


以上!
またドラベッラやりたい!


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コジについて まとめ

先日終わった「コジ・ファン・トゥッテ」のハイライト公演のために、フェイズブックであらすじなどを投稿していました。
当初は同じことをブログでやるつもりだったのですが…結局「その1」で止まってしまいました。
本番はもう済みましたが、そちらに書いていたことを備忘録も兼ねてまとめておきます。

まず今回の抜粋箇所は下記の通りでした。
No.○○は、全曲版の番号です。

【一幕】
1. No.1 僕のドラベッラは(三重唱)
2. No.4 ああ、見てちょうだい(二重唱)
3. No.5 お話ししたくも、勇気がない(ドン・アルフォンソ)
4. No.6 僕は感じる、ああもう、この足は(五重唱)
5. No.10 風が穏やかにあり(三重唱)
6. レチタティーヴォ:なんていやな暮らしなの(デスピーナ)
7. No.11 私をかき乱す不安(ドラベッラ)
8. No.12 男たちに、兵士たちに(デスピーナ)
9. No.13 うるわしのデスピネッタに(六重唱)
10. No.14 岩のように動かずに(フィオルディリージ)
11. No.15 ためらわないで(グリエルモ)
12. No.17 愛の息吹は(フェルランド)
13. フィナーレ 僕に口づけをください

【ニ幕】
14. No.19 女も15になれば(デスピーナ)
15. レチタティーヴォ:ねえ、あなたの意見は?(フィオルディリージ・ドラベッラ)
16. No.20 私は黒髪のほうをとるわ(二重唱)
17. No.23 ハートを差し上げます(二重唱)
18. No.27 裏切られ、嘲られながら(フェルランド)
19. No.28 恋は小さないたずらっ子(ドラベッラ)
20. No.29 もう少しで抱擁のなかへ(二重唱)
21. No.30 男はみな女を責めるが
22. フィナーレ あなた様にお辞儀いたします


〜〜〜〜一幕あらすじ〜〜〜〜
【僕のドラベッラは】男声三重唱
とあるカフェで。
青年士官のフェルランドとグリエルモ、老哲学者のドン・アルフォンソが口論中。
フェルランド「僕のドラベッラが貞淑でないなんてありえない」
グリエルモ「僕のフィオルディリージが僕を裏切るなんて信じられないことだ」
ドン・アルフォンソ「いやいや、女に貞操なんてない」

3人は恋人の貞操をかけることに。

【ああ、見てちょうだい】姉妹二重唱
その頃のフィオルディリージ、ドラベッラ姉妹。
海辺の庭で恋人の絵姿を眺めながら。
「見て!この可愛い唇」
「この情熱的な眼差しを見てよ」
「幸せ」と、浸っています。

【お話ししたくも勇気がない】アルフォンソ ソロ
そんな姉妹のもとに泣きながらやってきたアルフォンソ。
「お話ししたいのですが、私には勇気がありません。唇が震えて…。あなた方2人に同情します。」

アルフォンソの話では、2人の恋人が今すぐ戦地に赴くことになったとのこと。
これはもちろん嘘。恋人の貞操をかけた男たちのドッキリ。

【僕は感じる、ああもう、この足は】姉妹と男声3人
グリエルモ「僕は感じる、この足は彼女の前に進むことを渋ってる」
フェルランド「言葉を発することができない!」
(そのくらい、戦地に赴くことを告げることが苦しい、の意味)
ドラベッラ「行かないで!」
フィオルディリージ「あなたの足元で死んでしまいたい!」
グリエルモ・フェルランド「〈アルフォンソに〉どうだい?(ドヤ顔。こんなに嘆いている彼女たちが自分らを裏切るなんてあるはずない)」
アルフォンソ「まあ待ちなさい。結果を見よう」

【風が穏やかにあり】(フィオルディリージ、ドラベッラ、アルフォンソ)
戦地へと旅立つ恋人たち(ウソ)の無事を祈る短い三重唱です。
「風は穏やかで、波は静か、そして万物が私たちの願いに慈愛に満ちて応えてくれますように」

【なんていやな暮らしなの】(デスピーナ)
姉妹の女中、デスピーナ。
姉妹のために朝食のココアを作っています。
「毎日せかせかして、今だってココアをかき回して半時間」(随分時間がかかる!)と、女中の暮らしを嘆きます。
「味見してやる!…なんて美味しい」と、コミカルな立ち回りは言葉が分からなくても面白いです。
レチタティーヴォという、台詞を言うように歌われる部分です。

【私をかき乱す不安】(ドラベッラ)
そこにやってきた姉妹。
様子のおかしい2人。
デスピーナ「どうされました?」
ドラベッラ「ああっ、おさがり!あっちへ行って!ひとりにして!
私の心のうちにあるどうにもならない不安は、苦痛が私を死なせるまで止むことはない」
と、オーバーに嘆きます。
歌詞だけ読むと、切ない悲しいような曲にも思えるのですが、どちらかというと「辛い!辛いわ!ヨヨヨ」(笑)みたいな、悲恋に嘆く自分に酔っているような、とてもエネルギッシュなナンバーです。

【男たちに、兵士たちに】(デスピーナ)
デスピーナは姉妹よりオトナです。
そんな状態の姉妹たちを、はいはい、となだめつつ事情(実はウソですが、デスピーナもウソとは知りません)を聞き出します。
恋人がいない間、別の恋を楽しむことを姉妹に提案します。恋人たちも戦地で同じようにするでしょう、と。
デスピーナ「男たちに、兵士たちに貞節を期待するですって?
見せかけの愛想、それが男たち。私たち女も同じことをしてやりましょう!」と笑い飛ばします。

【うるわしのデスピネッタに】(全員)
アルフォンソが姉妹の家へやってきます。
姉妹を慰めるために、ふたりに男を紹介したいので協力してくれ、上手くいけばもちろん褒美を出す、とデスピーナに提案するアルフォンソ。悪くないわね、と話に乗っかるデスピーナ。
アルフォンソ「うるわしのデスピネッタ(=デスピーナちゃん)に我が友人たちを紹介するぞ」
登場したのはアルバニア人に変装したグリエルモとフェルランド。
デスピーナ「なんてひどい格好!」と笑います。
デスピーナが2人の正体に気がつかないことに安心する男性たち。
そこに姉妹がデスピーナを呼びながら登場します。
姉妹「そんな人たちを家にいれるなんて図々しい!」
姉妹の怒りを鎮めようと媚びるデスピーナと変装グリエルモ、変装フェルランド。
ここから、姉妹と男たちを仲良くさせる作戦開始です。
デスピーナはお金のために。
グリエルモとフェルランドは、彼女たちの貞操を証明するために。

【岩のように動かずに】(フィオルディリージ)
コンサートで演奏されることも多い名アリアです。
突然現れた異国の男たち(変装したフェルランドとグリエルモ)の口説きに対して、「岩が動かないのと同じように、私の心は堅固です」と自身の貞操が固いことを言って聞かせます。

【ためらわないで】(変装グリエルモ)
「ためらわないで、僕らを愛してください」と変装したグリエルモが姉妹を口説くアリア。

【愛の息吹は】(フェルランド)
姉妹の気持ちが揺るがないのを見てフェルランドは喜びます。
「愛の息吹は僕に安らぎを与えてくれる」
こちらも単独で取り上げられることも多い有名なアリアです。


さて、この状況を面白く思わないのはアルフォンソ。青年二人との賭けは朝までの約束。
アルフォンソ「デスピーナ、どう思う?」
デスピーナ「あたしに任せれば上手くいきますよ」
と、茶番劇は続きます。

恋人との別れを嘆く姉妹の前で、異国人2人は「この恋が叶わないなら死んでやる」と毒を飲むふりをします。
倒れる2人。姉妹は戸惑いながらも介抱します。
デスピーナ扮する医者の治療もあって(もちろんインチキ、全て演技)息を吹き返す異国人たち。

(★部分はナレーションでの進行でした)

【僕に口づけをください】(六重唱)
異国人たち「あなた方のおかげで助かった!キスしてください!」
姉妹「キス?!求めすぎです!これ以上苛立たせないで!」
恋人たちの気持ちの揺るがないことに喜ぶ、異国人に変装した青年2人。
茶番劇を楽しむアルフォンソとデスピーナ。
それぞれの思惑を胸に幕となります。

二幕はまた今度!


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藤原歌劇団 唯野敦子

「コジ・ファン・トゥッテ」ハイライト終演いたしました

11/25(土)、無事終演いたしました。
時間が押しての開演となり、お越しくださった皆様にはご迷惑をおかけいたしました。
あとに予定のあった方もいらっしゃったと思います。
最後までお聞きいただきありがとうございました。


男性陣と写真が撮れなかった。凄く残念。

実はこの後、別の稽古でした。
来月出演するクリスマスコンサートの。

クリスマスソングに、ピアノ・フルート・チェロのトリオ、ハレルヤに第九。
12月のワクワクを全部詰め込んだようなお祭りみたいなコンサート!
親子席もあるそうなので、ご家族でもぜひ♪

ご予約お待ちしております。


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「コジ」について その1 タイトルと登場人物

11/25(土)の公演に向けて、作品についてお伝えしていくシリーズです。

今日のテーマはタイトルと登場人物。

ただ…ググればすぐに分かるようなことしか書いていません💦ご存知の方にはつまらないかも…

ゆるーくお付き合いくださいませ。

 

まず「コジファントゥッテ」とは何ぞや。

このオペラはイタリア語で書かれていますが、このタイトルも原題のイタリア語をカタカナにしたもの。

原題は "Così fan tutte, ossia La scuola degli amanti"

日本語で「女は皆こうしたもの、あるいは恋人たちの学校」などと訳されます。

Così fan tutte=女は皆こうしたもの

ossia La scuola degli amanti=あるいは恋人たちの学校

忘れられがちな後半の「恋人たちの学校」は、実はかなりポイントですので覚えておいてくださいね。

 

タイトルからなんとなく悲劇でないことはおわかりいただけるかと思います。

ひとことでいえば、大人の恋愛コメディ。

コメディといってもお腹を抱えて笑うようなことはないですけどね。

 

登場人物は6人。

貴族の姉妹とその彼氏、姉妹の女中と、全員の知人である老哲学者。

わお、オペラにしては少ないし、関係性も非常に分かりやすい。

フィオルディリージ…姉妹1

ドラベッラ…姉妹2(どちらが姉か妹かは明言されていないのですが、前者を姉とすることが多いです)

グリエルモ…フィオルディリージの彼氏

フェランド…ドラベッラの彼氏

デスピーナ…姉妹の女中

ドン・アルフォンソ…老哲学者←全ての原因

 

以上6人による、大人の恋愛コメディです。

次回からいよいよストーリーに入ります。

テーマは「女の操は固いのか」

ドロドロはありません(?)。コメディです。

よろしければお付き合いください😃

 

今週中には更新したい!

 


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